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2006年11月

2006年11月26日 (日)

県内カノープス行(氷見市懸札編)

前エントリィの続きです。

【11月25日~26日】昨夜の快晴がそのまま一日続く。
これはひょっとすると..が、さすがに今日は地平線近くがモヤで霞んでいる。
「やはり地平線まですっきり見える日は続かないものだ」と諦めた。
というか、昨夜の疲れが出てしまい、いつの間にか爆睡してしまった。
(#しし座群遠征後にひいた風邪がまだ治りきっていないらしい)
気づいたら既に外は真っ暗..ありゃー、(まだ)晴れている。
夕方晴れていればスワン彗星を探すつもりだったが、完全に手遅れ orz
遅い夕食後、自宅前に望遠鏡を出してM31を撮影↓
M31c5e1125sv
2006年11月25日21時48分~22時08分(多段階露光:30秒~8分)
ボーグ12.5cmED屈折+0.85レデューサ(fl=680mm)直焦点
キスデジ(IRC除去改、ISO1600,RAW)
GM8赤道儀+76ED(STV)オートガイド
ところが、この撮影中に雲が西からどんどん空を覆ってしまい、あえなくM31のみで撮影中止 orz
家に入って撮影した画像を処理しているうちに夜も更け日付が代わる。
で、念のため外を眺めると..ありゃー、すっかり晴れている!
地平線付近のモヤはどうなのか?気になるが、晴れているので出かけることにする。
(出かけないでモヤがどうかと気にするよりも、実際に現地で納得する方がよい)
↓カノープス付近のシミュレーション画像(26日02時)
Cano1126sv
目的地は、昨夜の場所よりも少し北にある氷見市懸札(かけふだ)地区
自宅を出た時は満天の星空だったのに、砺波市辺りから雲が見られるようになる。
そして氷見市に入り、余川地内では道路が雨で濡れていた。
せっかく自宅から50km余り走って来たのだから、ここで引き返す気にはなれない。
午前1時30分頃、懸札地区到着。道路は乾いていたが、空は快曇状態。
↓「クマ出没注意」の看板が気になる(#クマ公もそろそろお休みだと思うが)
Kuma1132sv
いっこうに雲が切れないので、のんびり準備する。(といっても双眼鏡とカメラ、三脚を出すだけ)
Cnps750c4e1125sv
やがて、カノープス南中時間が過ぎる頃、雲間から星が見え出すが..
Cps066c7e1125sv
心配していた通り、地平線付近低空は常に曇ったまま。
Cp770c4e1125sv
南中時間をかなり過ぎた頃、星空が姿を現す
Oko577c3e1125sv
低空が雲に覆われたままなのが残念。
Dog424c11n1125sv
どうやら、このポイントでは真南の方向に障害物はなさそう..
(遠くに山が無ければ..の話ですが)
Trio733c7n1125sv
このポイントもなかなか空が暗そう..
Ori982c4e1125sv
南中場所(真南方向)が山の稜線の低い部分と合致しているか?確かめるため、撮影を繰り返す。
Sankaku438c5n1125sv
↓今回の観察ポイント↓
Roc390c8e1125sv
懸札地区でも一番高台辺りで、ここから原山峠を経て石川県中能登町(旧鹿西町)へ至ります。

【総括】
月明の影響がない晩秋の週末、低空まで快晴という条件をクリアできて良かったが、結局カノープス迎撃は叶わなかった。
ただ、熊無地区も懸札地区も、「人里であること」「クルマで行けること」を念頭においてロケ地に選んでおり、単に標高のある山間地ではなく、今後降雪期に入っても、すっきり晴れる日があればカノープス迎撃のチャンスは残されていると思う。
(#う~ム、負け惜しみ?に聞こえますね..)

おまけの一枚
Ten408c5n1125sv

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カノープス探査行

カノープスとは
りゅうこつ座α星で明るさは-0.6等(全天ではシリウスに次いで明るい恒星)。
位置:RA=06h23m57s/DEC=-52゜41’44
中国では南極老人星とよばれ、この星を見れば長生きできる=長寿の星とされてきた。
県内でカノープスを見るには、この時期を逃すわけにはいかない。
本県は北緯36度30分~37度内の範囲であるため、
(90゜-52゜-37゜=1゜の計算により)
地平線より約1度高度があるはずなのだが..
実際には、本県が(北以外の全ての方角は)3000m級~1000m級の山で囲われているため、平地からこの星を拝める場所は皆無に近い。
(県境の山々に上れば見えるだろうとは思われる。)
さらに困ることは、おおいぬ座やりゅうこつ座が日本で見られるのは冬の時期であること。
北陸地方では降雪期にあたり、晴天が殆ど望めない。かつ、積雪のため山間部へは上れない。
で、当地でカノープスを拝むためにはこの時期(秋)、低空まで澄み切った明け方に見るしか手がないことになる。

#前置きが長くなってしまった。
実は、約20年前のこの時期、師匠に誘われ氷見市一刎地区の人里のある場所で一度カノープスを見たのだが、具体的にその場所が思い出せない。
また、その時カメラに撮らなかったので証人(同行者)は居るが、証拠(写真)が無い。
そういうわけで、再度本県内でカノープスを目撃したくなった。今度はしっかり証拠写真も残したい。

【10月後半】
月もなく条件の良い日もあったが、平日晩は業務があるため移動できず、また、スワン彗星迎撃に忙殺されカノープスどころでなかった。

↓「ステラナビ」によるシミュレーション
Canopsv
画像はステラナビゲータV6で作成(11月25日午前2時)
【11月24日~25日】待ちに待った週末。月も無い。
夜半にかけては曇天状態。諦めかけたが夜が更けるにつれ雲が無くなり快晴になった。
深夜12時過ぎ、(以前、下見をしておいた)氷見市熊無地区に向け出発。
自宅から下道約50余kmの行程。
福光-津沢-高岡市(旧福岡町)-同市五十里-氷見市仏生寺-同市大野(R415)-同市熊無
1時30分頃現地到着。当初、道の駅「熊無」近くのゴミ処理センター付近を候補にしていたが、実際に星空を見ると南方面に障害があり急遽変更。
早速カノープス?があるとおぼしき箇所を双眼鏡で探す..あっ!
Canops912c4e1124sv
右端の明るい星は、GSC8125.2314、 2.90等、RA:06h49m56.17s DEC:-50゚36'52.7
稜線にかかる星は、GSC8130.2235、 5.19等、RA:07h00m51.50s DEC:-51゚24'09.4
(いずれも「ステラナビV6」データより抜粋(J2000)。
↑ED180mmF2.8望遠、↓ED18-70ズーム望遠側で撮影
Canops667c2n1124sv
どうやら、見えるのはカノープスではなく近くの恒星らしい..もうちょっと右下(西南)にあるはず
Canops073c4n1124sv
真南は少し右側(西側)と気づいたが、近くの山の稜線が邪魔する
Cnps478c4n1124sv
カメラと三脚、双眼鏡を持ち、東方向へ歩いて手前の木立が邪魔するぎりぎりまで移動
Oinu184c4n1124sv
しかし..とき既に遅く、カノープス目撃には至らず..orz
★あと1°だったのに...★
しかし、上の画像をよく見ると、一番低空が見える部分は若干(真南よりは)東よりだと判明。
(つまり、この場所は惜しいところで近くの山の稜線に邪魔されカノープスは見えないと判明)
こうして、残念ながら既にカノープス可視時刻は過ぎてしまった。
国道すぐ近くで、厳冬期でも来られそう?と期待していたが、この場所は断念せざを得ない。
(この後、撤収時に国道のトンネルを挟んで東側に見られそうなポイントを見つけました)
悔しいので上記を確かめる意味も込め、南を中心に星空を撮影。
Oinu124c2e1124sv
撮影場所は氷見市論田地区であろうと思いますが、なかなか空も暗そうです。
Gm629c4e1124sv
R415道の駅「熊無」を越した途端に石川県羽咋市になります。
Ten033c4e1124sv
R415は氷見・高岡から羽咋市(千里浜方面)へ抜ける最短ルートとして知られています。
Es435c2e1124sv
もう1枚(D70)
Ooinu093n1124sv
さらに1枚
Hokuto003c4n1124sv
これが最後
Sankaku799c3n1124sv
晩秋11月も後わずか..師走(12月)目前。このように低空まで晴れ上がる日はもう無いかも知れない。
=これがラストチャンスなのかも..(残念)

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2006年11月23日 (木)

冬の星雲団

M1カニ星雲
M1_841c4e1121sv
部分拡大
M1_841c4e1121usv
M41
M41_964c6e1121sv
M38
M37_348c6e1121sv
M35
M35_952c4e1121sv
冬空
Huyu184c4e1121sv
冬空-2
Ten588c4e1121sv
星座名
Ten588c4e1121tsv

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2006年11月22日 (水)

冬の星座ほか

AFズームの時代とは言え、星の撮影にこのようなレンズはちょっと不適切な気がするのですが、
さりとてデジ一眼用広角単玉は持たないのでやむを得ません。
ニコンD70+標準ED18-70mmAFズームレンズ(広角側)で撮影
↓オリオン座付近
Orion861c4n1121sv
↓南東に上り始めたシリウス
Sirius657c2n1121xs
↓ぎょしゃ座付近
Gyosya253c2n1121sv
↓もう一枚(ぎょしゃ付近)
Gyo649c4n1121sv
ニコンD70(ISO800,RAW)+標準ED18-70mmズーム(広角側)/絞り開放
GM8赤動儀オートガイド


以下、クールピクス995で固定撮影
↓上り始めたシリウス付近
Sirius022c3cl1121sv
↓東方向(双子座付近)
East608c3cp1121sv
↓オリオン座
Orion417c4cp1121sv
↓もう一枚オリオン座
Orion204c3cp1121sv
GM8赤動儀
Gm8_627c2cl1121sv
STVガイダー
Stv1093sv
Stv1095sv
2006年11月21日~22日/自宅前

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2006年11月12日 (日)

観測地-1

自宅から西方向(医王山)
Iou526c2cl1112sv
自宅から約1km東方から見た西方向(医王山)
Iou324c2cl1112sv
南方向
South1013sv
明るく目立つ物はありません。
北方向
Taka617c2cl1112sv
本県西部高岡市までの街明かりが一望できるため、非常に明るい
東方向
East1012sv
南西方向
Ws1011sv
北東方向(八乙女山方向)
Yaoto1008sv
この観察地点は農道上で夜間の通行は全くありません。
#ただ、クマが出る恐れが多少あり得る..(クマ除け鈴必須)

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案内望遠鏡取付

口径15cmF8アクロマート鏡筒は、センサー赤道儀に載せている。
(というか、これしか載せられる赤道儀がない..爆)
眼視観察(観望会)専用と割り切って導入したものの、やはりいざとなれば写真画像も撮ってみたくなる。
うまくいけば1~2分程度放置(ノータッチ)でも流れない場合もあると分かった。
そうなると欲が出るもので(笑)比較的暗くて小さな系外星雲などを撮ってみたい。
そのためには、(F値が暗いということもあり)もう少し露出時間をかけたい。
で、ガイド撮影必須となる。
センサー赤道儀の限界とバランスを考えると主焦点を利用したオフアキシスガイドが最適?と思うが、ガイド星探しに苦労するのは目に見えている。
そこで、駄目もとで案内望遠鏡(ガイドスコープ)を取り付けてみることにした。
(これに伴う意重量増加とバランス崩れを最小限に留めたいので)
主鏡筒用バンドは中央から1列分右へシフトさせ、ガイドマウントをプレート左側面に設置。
Ss_2945sv
バランスが心配なので、とりあえず望遠鏡を搭載してみる。
Fc_2952sv
方向にもよるが、クランプを緩めた途端に重みで望遠鏡が回転しない..やれやれ
(ん?..というか、重過ぎて回転が渋くなってしまったのかも?)
【問題点】(RAモータが飛び出ているために)
私のセンサー赤道儀は、鏡筒を北西方向に向けると鏡筒がモーター部とぶつかる危険がある。
Bt_2957sv
案内望遠鏡を付けたので、干渉範囲が多くなってしまったのが気になる。
Bt_2958sv
ともあれ、晴夜を見計らって(案内望遠鏡による)オートガイド実験を試みてみたい。
GM8を導入するまでは、センサー赤道儀+ED12.5cm屈折+76ED案内望遠鏡の場合が一番オートガイド成功率高かった。
しかし、15cmF8屈折の重量は(たった口径2.5cm増加なのに)半端でない重さ..気になる。

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アリ溝

とうとう時雨れる日が続くようになってきました...で、「星見より器材」な話題。
GM8赤動儀には、ED12.5cm屈折を載せることにしていますが、ED10cmF4鏡筒も載せ替えられるようにしてみました。
Bg10ed0970sv
ED10cmF4鏡筒には、EM-10赤動儀にワンタッチで載るようにアリ型レールを付けてあります。
そこで、GM8にもワンタッチで載せるため汎用プレートにアリ型を自作してみました。
Ari0974sv
押しねじ部分は、ホームセンターにあったチャンネル棚の脚ネジ部品を切断加工したものです。
Ari0975sv
受け側留め具は、これまたホームセンターで見つけた「く」の字型金具です。
Ari0997sv
ED12.5cm鏡筒を載せるときは、鏡筒と干渉するため下画像のように押しネジ部品を外します。
Plate0998sv
また、ED12.5cm鏡筒と受け側部品の先端が少し干渉するため、グラインダーで頭を削りました。
↓は、ED12.5cm鏡筒を取り付けたときの受け側部の状態です。
Tume0988sv
これで、ED12,5cmとED10cmF4併用可能となりました。
Bg125ed0981sv
【おまけ】
GM8付属の標準バランスウエイト1個では足りないので、赤緯軸先端にSLICKの自由運台を取り付けました。
Slick0992sv
ここにカメラを取り付け標準ウエイトを前後させてバランス調整可能となりました。

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2006年11月 5日 (日)

満月直前

例によってコリメート法で撮影。
Luna_2906sv
どうも、ぱっとしないのは満月直前で陰影が少ないから..だけではない。
そう、ピントがよくない。ブレもありそう..
Luna_2907sv
ボーグ製10cmアクロマート屈折望遠鏡を↓ペンタックス赤動儀に載せて撮影。
Fc60_2923sv
#実は、↑タカハシFC60鏡筒でも撮影したのだが..全部ピンボケで..orz

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2006年11月 4日 (土)

オリオン星雲

前エントリィの続きです。
M42
M426c44e1028ausv
もう一枚
M426c44e1028asv
馬頭星雲
Bato525c4e1028asv
もう一枚
Bato525c4e1028ausv
プレヤデス星団
M45c3e1028sv
2006年10月28日02時~
いずれもキスデジ(IRC除去改、ISO1600,RAW)/多段階露光コンポジット
ボーグED12.5cm屈折直焦点(f=680mm)
GM8赤道儀+76ED(STV)オートガイド
自宅前で撮影

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2006年11月 2日 (木)

11月の星空

9日朝、水星が太陽面を通過がします。(ただ、早朝なので条件厳しい)
Nov18sv
↑今月15日20時の東空(上旬は21時頃、下旬は19時頃)
7日:すばる食/18日:しし座流星群極大日
上旬は、おうし座流星群ですが明るくなった月が邪魔します。

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