2007年11月
2007年11月30日 (金)
2007年11月29日 (木)
2007年11月27日 (火)
2007年11月25日 (日)
すばる食
昨夜の「すばる食」です。自宅は夕方になっても雲が多いため、またも隣県へ脱出です。
16時過ぎ出発。17時過ぎ着。幸い、白川郷を過ぎた辺りで晴れてきたので、いつものポイントで観察。
18時07分(D50,180mm)
18時11分(105EDHF)既にCelenoが掩蔽されているようだ。
ステライメージV6で再現した同時刻(18:07)頃のようす
18時16分(D50,180mm)
18時17分(105EDHF)
18時26分(D50,180mm)
18時25分(105EDHF)
18時30分(D50,180mm)
18時31分(105EDHF)
18時45分(105EDHF)
18時53分(D50,180mm)雲がひどくなり、いったん撤収したのだが..
片付け終わり、出発する頃になって雲が再び切れてくる..orz
再び、望遠鏡を出して再開したが、既に食は終わっていた。
ステライメージで再現した20時頃のようす(プレヤデス食は終わっている)
20時52分(105EDHF)
同、月面を合成(105EDHF)
以上、2007年11月24日18時頃~21時頃
Pentax105EDHF屈折直焦点(fl=700mm)
EOS20D(ISO400,NR-on,JPG)
ニッコールED180mmF2.8→F4
ニコンD50(ISO400,NR-on,JPG)
EM-10赤道儀ノータッチガイド
撮影地は岐阜県高山市荘川町(御母衣湖畔)
2007年11月22日 (木)
vaio分解
悪天候の日が多くなりました。ホームズ観察もおあづけ。
で、器財な話題です(+祖兄さんへの苦言も含む)
先日、カミさんが仕事専用に使っている梅夫(Win-XP)が故障した。
電源は入るが起動中にエラーが出て止まる。
運良く立ち上がっても、やがて途中でハングアップする。
HDD回転の異音がする..→HDD故障と判断。
保証書を見ると、2004年7月購入..ありゃー、3年保証が過ぎたところでないか。
有償でもいいんですが、修理に出すと(HDD故障だけに)データが失われるのが困る。
また、戻ってくるまでの時間も問題。
ということで、とりあえずデータ回収を試みることに。
まず、運良く立ち上がった際にUSB外付け別HDDにデータ転送を試みる。
→転送途中でハングして止まる(少しは拾えた)
そこで、故障梅夫から問題のHDDを取り出すことを決意したのだが..
【おことわり】
本記事によって発生しうる、いかなる責任も負いません。自己責任でおねがいします。
【分解手順】PCG-6C2N
●本体から外付け機器、電源コード、バッテリーを外す。
●裏の止めネジ(→印表記)を外す。(増設メモリ用の中にも外すネジがある)
●キーボードを外す。
(ヒンジ側、ドライバーの先端部に爪が出ているので押しながら、手前に持ち上げる)
※フラットケーブルが繋がっているので勢いよく持ち上げないこと
●フラットケーブルをいったん外す→#HDD交換にこんなことまでさせるんかい..
●キーボード下のカバーにある止めネジ4本(→印表記)を外す。
※これでトップカバーが外れますが、ケーブル類が数本カバーと繋がっているので注意のこと。
続編へ
要はHDDを取り出せればよいので..分解はほどほどに
さて、故障HDDからデータは何とか吸い上げ可能となった。新HDDと交換する見通しも立った。
しかし、この機種の場合、いわゆるリカバリーディスクというものが無いことに気づく。
(初めからHDDにインストールされている)
これでは、OSは自前で準備してもドライバー類が無いので困る。
メーカーサイトを覗いてみたが該当機種のドライバ類は分からなかった。
全て、メーカーに戻せと言うことなのか?
否、自社製品に自信をもっているということなのか?
#たった3年でお釈迦になるHDD(東芝のロゴ入り)なんぞ、落第と思うが..
ちなみに、(HDDは当たり外れがあるとは思うが)
我が家で一番長持ちしているのは10年前中古で導入した富士通FM-V BIBLOのHDD。
容量足りなくなってHDD交換しようと試みたが、モバイル機のためHDD取り外しができずデータ圧縮で対処してそのまま現在に至っている。
【祖兄さんへの苦言】
最近の傾向として、一般ユーザに心臓部をいじらせない仕様とするのは理解できないでもない。
クルマだってそうだ。ただ、修理に出している期間が空白になる。
しかも、HDD内のデータは保障されないとなると、HDDを自前か(修理者で)取り出したい。
【要望】
・とにかく、信頼できるHDDを出荷すること。
・万一のため、Webサイトにドライバ類を載せること。
・御社は商品全てを回収修理できるとお考えなのか?それは無理ということを認識して欲しい。
それにしても、保障期間過ぎた途端に故障するHDDを積むとは..さすがというか、何というか..
デザインや機能においてユーザーの心をくすぐる製品(カミさんはずっと梅夫ユーザ)と、一目置いてきた。
しかし、今回の件で認識が変わった。(品質低下は廉価版505シリーズだけ?と思っていたが..)
2007年11月19日 (月)
アルゲニブと重なったホームズ彗星
昨夜から今朝にかけて今季初降雪だったが、午前中には日が差し始め、午後からは快晴。
夕方。上弦を過ぎの月が空を明るくしており、注意深くα-Per付近を肉眼で見るが彗星の姿が判然としない。
#間違いなくα星アルゲニブの近くなんだが..そうこうするうちに、西からは薄雲が張り出し始めていた。
「これは、いかん!」慌てて*istDS2を取り出し、三脚固定撮影
↓ペルセウス座付近-1
↓同-2
↓同、文字、星座線入り
↓後で、撮影画像のα-Per付近を拡大トリミングしてみると..
★どうやら、ホームズ彗星の一部がα星アルゲニブに覆い被さって重なっているようだ。
↓同、場所を変えて..
★昨夜の降雪がまだ屋根に残っている。(#昼間は快晴だったが低温だったらしい)
↓同、文字入り画像
【共通データ】2007年11月19日18時50分~19時10分
ペンタックス*istDS2(ISO1600,NR-on,JPG)/DA21mmF3.2絞り開放
いずれもバルブ30秒露光、三脚固定撮影
<追記>
★EF100mmレンズで撮影
★105EDHF直焦点画像
雲のため画像がぼやけてしまったが、明らかにアルゲニブに覆い被さっている。
別画像
別画像-2
大きさ比較(Holmes彗星vs月)
月が戻って来て、彗星観察がしづらくなりつつあります。
これを逆手にとって?月とホームズ彗星の(見かけの)大きさ比べをしてみました。
同じ望遠鏡(105EDHF)を使って月面と彗星を別々に撮影し、合成しました。
月とほぼ同じか、やや大きく膨らんでいるのが分かると思います。
既に地球から1.6天文単位(つまり地球-太陽間の1.6倍)以上離れているにもかかわらず、見かけ上は月ほどの大きさになっている、というわけです。
見かけ上、月と太陽はほぼ同じ大きさ(角度にして約30分=0.5度)です。
ということは、太陽よりも1.6倍以上離れているにもかかわらず、太陽並みに見える=実際には太陽よりも大きく膨らんでいる(太陽の約1.6倍)ということになります。
ホームズ彗星は前回の接近でもバーストを起こしたそうですが、今回の40万倍急増光バーストは、まさに異常バーストだったと言えそうです。
【データ】
2007年11月17日19時頃(月面撮影)/24時過ぎ(彗星撮影)
ペンタックス105EDHF屈折直焦点(fl=700mm)
EOS20D(ISO200=月面、ISO1600=彗星、RAW)
1/125秒×4枚加算平均=月面
60秒~90秒露光×9枚加算平均=彗星
EM-10赤道儀ノータッチガイド
2007年11月18日 (日)
流星×、彗星○
昨夜は天候回復しそうにないため、急遽隣県へ脱出。
移動場所は郡上市和良町のポイント。郡上ICからR256堀越峠を過ぎて人里に出た辺り(西和良?)。
自宅から約120km余、2時間ほどで到達します。
幸いにして、うまく予想が当たり、星空に巡り会えることができました。
↓ホームズ彗星
02時21分~22分/DA21mmF3.2
α-Perアルゲニブと非常に近い位置にあり、肉眼ではアルゲニブの辺り全体が滲んだようにぼやけて見える。
↓望遠鏡105EDHFで内部撮影(1)1枚画像
02時48分~50分(バルブ90秒)
↓9枚コンポジット
↓同、拡大トリミング
さて、今宵は、しし座流星群の極大予想日(ピークは18日昼?)なのだが..
↓東天に上り始めたしし座、かに座
02時26分(バルブ1分露光)
散在流星と思われる暗い流れ星を1,2個見ただけで、しし座群流星は見かけず..
↓南天の冬の大三角
02時35分~38分(バルブ3分露光)
↓同、星座線入り
明け方に近いほどピーク予報時(18日昼)に近くなるが、03時頃雲が厚くなってきたので見切りをつけ撤収。
R156から郡上大和ICに入ったら、雨が降り出してきた。早めに切り上げて良かった。
雨中撤収だけは避けたい。その後、帰路はずっと雨降りで、自宅も土砂降り。
2007年11月17日 (土)
2007年11月16日 (金)
速報>16日宵のHolmes彗星
日昼は晴れ間が殆ど無く、寒い一日でした。
ところが、帰宅時いつの間にか空が晴れ渡っているのに気づき、慌てて道草し撮影。
とりあえず、*istDS2(ISO1600/DA40mmF2.8→F3.5)で撮影したものです。
まだ南西の空には上弦を控えた月がありましたが、うっすらと秋の天の川銀河が分かる状態。
彗星は、α-Per(Algenib)にごく近い位置にあり、肉眼ではかなり淡く見づらいものの、このAlgenibのすぐ下にぼんやり広がった感じで見えています。(恒星状には見えません)
#ちょうどM31アンドロメダ星雲を肉眼で見ているような感じです。
望遠鏡直焦点による撮影も行いましたが、処理・掲載までに時間がかかりそうなのと、(まだ晴れているため)この投稿後、もう一度外に出る予定なので後まわしといたします。
【データ】2007年11月16日20時30分~50分(3分1枚、2分30秒3枚、計4枚コンポジット)
ペンタックス*istDS2(ISO1600,NR-on,JPG)/DA40mmF2.8→F3.5
EM-10赤道儀ノータッチガイド/市内立野原(ばんにん原)
2007年11月15日 (木)
2007年11月14日 (水)
11/13晩のHolmes彗星(暫定版)
昨晩は天候回復したが、こんな日に限って晩の会合が..遅く帰宅したら、今度は雲が多い orz
23時過ぎる頃になってようやく晴れ渡ってきた。
(そのため、全て処理する時間がとれなかった)ということで、とりあえず暫定版です。
対角魚眼(DA10-17mmFishEye)で撮影
↓会合前の僅かな時間に撮影したもの
後から撮影したもの
彗星本体はいちだんと薄くなった気がする..
105EDHFで撮影
さらに本体部分をトリミングしたもの
2007年11月13日23時~24時
【追記】
ED180mmF2.8レンズ(D50)によるHolmes彗星
同、文字入り
23時42分~53分(5分露光、6分露光)
D50(ISO1600,RAW)/ニッコールED180mmF2.8絞り開放
2007年11月11日 (日)
11/10晩のHolmes彗星(尾と内部)
既に晩秋。時雨れる日が続く季節となり、朝から小雨がぱらつき諦めていたのですが..
暗くなって空を見ると、晴れ間が見えるではないか!
と、いうことで慌てて望遠鏡を準備することに..
彗星はδ星とほぼ同じ明るさ。前回と比べて光度はあまり変わっていないようです。
★(1)↓135mmF3.5→F4レンズ(*istDS2)
彗星はさらに大きく拡散しているため、画面で一番明るく大きく写っています。
彗星の上の明るい星がα星Algenib(1.79等)、彗星の右下の明るい星がδ星(3.01等)。
α星とδ星があまり変わらない写り方をしているのは、薄雲で拡散されているため?と思われます。
★(2)↓FS60C+ボーグ0.85レデューサ(fl=約300mm/D50)
彗星の尾(イオンテール)が気になっての撮影ですが..う~ん
★(3)↓同、反転処理画像
不自然さを失わない範囲でかなり強調処理したつもりですが、判然としない。
露光時間は5分と7分。F値が暗いのと、薄雲が邪魔しているような気がします。
(#イオンテールもかなり拡散しているような気がします)
★(4)↓105EDHF(fl=700mm)直焦点(EOS20D)
ますます拡散して大きくなり、同時に薄まっているのが分かります。
★(5)↓同、本体部を等倍トリミング画像(990×990ドット)
4秒~90秒露光の他段階露光画像24枚をコンポジット。
ウェブレット段階で(不自然さを度外視して)パラメータをいじってみた。
【共通データ】2007年11月10日
★(1)21時12分~42分(バルブ5分露光×3枚コンポジット)
*istDS2(ISO1600,NR-on,JPG)/旧タクマー135mmF3.5→F4
★(2),(3)21時14分~35分(バルブ5分露光、7分露光2枚コンポジット)
ニコンD50(ISO1600,NR-on,JPG)/FS60C+0.85レデューサ(合成fl=約300mm)
★(4),(5)21時15分~44分(4秒露光~90秒露光、他段階露光24枚コンポジット)
EOS20D(ISO1600,800,NR-on,JPG)/105EDHF(fl=700mm)直焦点
いずれもEM-200赤道儀ノータッチガイド
まだ、肉眼でも楽勝に見えます。
今週から月が戻って来るの制約が生じますが、天候が許す限り「追っかけ」を続けたいと思います。
2007年11月 9日 (金)
11/8晩のHolmes彗星(内部)
雲が多く、薄雲越しの観察となりました。
長時間露光ができないので尾の方は諦め、彗星内部に的を絞り、直焦点撮影のみ実行。
露光時間2秒~90秒の画像40コマをコンポジットしたのですが..
上画像作成段階でウェブレットのパラメータをいじってみた画像
いかんせん、雲が画像の鮮鋭度を悪化させ..ということにしておきます。(苦笑)
★追加★30秒、60秒×2、90秒画像4枚をコンポジットしたもの
90秒露光(1枚画像)
【データ】
2007年11月8日21時45分~22時10分
露光2秒~90秒の画像40枚を加算平均
EOS20D(ISO1600,NR-on,JPG)
ペンタックス105EDHF(fl=700mm)直焦点
2007年11月 7日 (水)
2007年11月 5日 (月)
昨晩(4日晩)のHolmes彗星
4日夕方は、まだ晴れ間はあったものの、暗くなって空の様子を伺うと曇り空。
すっかり諦め、今宵は観察も休止と決めていたのですが、寝る頃になって外を見ると、その雲が殆ど無くなり星空が見えているではないか..
かのHolmes彗星も、まだしっかりと肉眼で見える。隣のδ星(3.01等)とほぼ同じか、幾分明るい。
「が~ん。これはしまった」と、急遽外に機材を出す。何とか望遠鏡を組み立て、カメラもセット完了。
さぁて、先ずはピントを合わすぞ..あちゃー!また雲が..orz
(準備している間に、また雲が空を覆っていた。気づかなかった。)
#こんなとき、観察小屋があれば楽なのに、準備も直ぐ終わるのに..
諦めきれず空を見渡すと、西の方に少し雲の切れ間がある。
→せっかく準備したのだから、しばらく待ち、再びペルセウス座付近が晴れたところで撮影開始。
★↓FS60C直焦点(D50/24時40分~、バルブ200秒露光)
彗星全体を包んでいる青白いイオンテールが、右上側(南西方向)にちょっぴり伸びているようだ。
★↓105EDHF直焦点(EOS20D/24時40分~44分/30秒露光×4枚加算平均)
★↓同画像を等倍トリミング
★↓同画像を24階調に階調を減らし、疑似コントア像としたもの
彗星内部は、3日晩とほぼよく似た像ですが、輪郭がぼやけ徐々に淡くなっている様子。
【共通データ】
2007年11月4日~5日24時40分~44分頃
2枚目のみ、ニコンD50(ISO800,NR-on,JPG)
タカハシFS60C+ボーグ0.85レデューサ(合成fl=約300mm)直焦点
3枚目以降は、EOS20D(ISO800,NR-on,JPG)
ペンタックス105EDHF(fl=700mm)直焦点
いずれもEM-200赤道儀ノータッチガイド/自宅前で撮影
2007年11月 3日 (土)
2日晩のHolmes彗星
1日晩は雨で休止。1日おいての観察です。
まだ肉眼でもあっさり見えますが、急増光から9日経ち、衰え始めた感じがします。
↓全体像/105EDHF直焦点(fl=700mm)/ISO400,30秒
↓同、等倍トリミング
核が分裂?と一瞬思ったが、右の方は恒星でした。(笑。彗星本体中央付近)
↓ISO200,400で撮影した画像3枚を加算平均(コンポジット)処理したもの
全体に輪郭がぼやけ始め、光量も落ちて淡くなっています。
↓同、等倍トリミング
特に、画面右上(南西)方向の輪郭が崩れが明らかで、この方向に尾が流れているように思います。
↓同、24階調に減色処理
いずれも、画面左が北方向、画面下が東方向です。
いずれも画像をクリックすると、別窓に拡大表示します。
2007年11月2日24時11分~16分(いずれも30秒露光)
EOS20D(ISO200,400,NR-on,JPG)
ペンタックス105EDHF(fl=700mm)直焦点
EM-10赤道儀ノータッチガイド/自宅前
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