(K-7要望に向けて)再検証
前回記事の検証画像(PhotoShopCS3処理)に、問題があった。
1枚画像なので、つい画像平坦化(=「ならし」です)をしてしまった。
そのため、暗部のノイズは見かけ上激減したが、画質そのものが平滑化されてしまい、メリハリが失われてしまった。
今回はPhotoShopCS3で読み込んだだけ、他の処理は止めた。
【1】by CS3
シャープさは少し戻ったが、何だか画像が埃っぽい。毛布生地に印刷したかのような感じを受ける。
つまり、RAWデータからピクセルノイズを目立たなくはするが、処理過程で細かな埃状のノイズが生じ、がさついた画像になってしまったようである。
やはり、ピクセルノイズはダーク画像を撮って減算するしかなさそうだ。
と、気づいたのが「RAP」。RAPでのダークノイズ減算を試みていなかった。
【2】by RAP
おっ、RAPでダーク処理した方は、そこそこ見られる画像になっているように思える。
そこで、5月31日撮影画像を使って、もう一度試してみた。
【3】元画像全景 by *istDS2(ISO800,RAW,バルブ1分露光)
(この↑画像は、RAPで処理したもの。色あい調整等はいじっていない)
【4】by Stella Image
この画像は5月に撮影したもので、ノイズ量は少なめ。
ただし、ピクセルノイズが未だ完全に取り切れていない。
【4】by PhotoshopCS3
ピクセルノイズは目立たなくなったが、細かな屑みたいなものが残り、全体ががさついた印象を受ける。
【5】by RAP
これで、どうやらノイズっぽい=がさついた感じはなくなった。
※FishEyeレンズを使っているため、特に周辺部での解像力が今ひとつよろしくない※
【結論】
今回は、RAPを使ったノイズ処理を試みたが、StellaImageやPhotoShopでの処理よりもノイズが目立たなくなり、かつ解像度もさほど損なわていないようだ。
何度も言うが、ノイズは少ないほど有利である。せっかくの豊富な画像データから、ノイズ分を引くのは好ましくない。
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