7年前系外星雲2つ(BKP300&EQ8)
前回、コマコレクターから撮像面までの長さが悪く周辺像を著しく損ねていたが、この長さを見直したことにより周辺像が改善されたようだ。/見たとおり、17等台の新星を何とか捉えることに成功しているようだ。
【データ】2015年2月15日23時42分〜(2分露光×12枚スタック)/QHY9(-40℃,L画像、FITS)/BKP300+コマコレクター(fl=1500mm)直焦点/EQ8赤道儀+76mm屈折(QHY5/PHD2)@自宅星見台HANA
予想していたが、やはりBKP300&EQ8の稼働率が低迷している。白黒Lのみに徹し、目標天体導入や撮影開始までの時間と手間をなるべくかけずにささっと済ませられるようにしたい。
-------- 2/20深夜、M51子持ち星雲@自宅 --------
2/20深夜、ラブジョイ彗星を撮影後、30cmF5反射鏡を猟犬座の子持ち星雲M51へ向けた。(BKP300&QHY9による島宇宙2つ目)↓
ラブジョイ彗星の核ガイドは調子が今一つ=QHY9コード類が原因?と考え応急措置したら殆どブレ無く撮影できた。/フラット撮影も済ませてあるが、とりあえずということでダークやバイアスも省略してステライメージ7(SI7)のみでLRGB合成してみた。(以下、○:成果・発見と▲:問題・課題)
○1枚あたりの露光量を3分にしたことで渦巻きの外側部分も無理なく出たようだ。○子ども側の塊(画面でM51の下)のすぐ横に小さなエッジオン型の島宇宙があることに初めて気づいた。
▲部分トリミングに耐えられるほどのシャープさが不足=ピント合わせ、ガイド精度不足、コマコレクター位置と光軸調整の精度向上。▲画像処理のスキル不足=フラットやダーク演算などの処理をしていない。▲天体導入のもたつき=画面中央にM51が来ていない。▲オートガイドが安定していない=コード類の始末や鏡筒バランスなどの追い込み不足、等々。
以上、問題・課題山積み状態=実践の場数を踏みながら調整・改善していきたい。
【データ】M51(SI7のみでLRGB合成、Flat,Dark,Bias無し)
2015年2月21日2時51分〜(3分露光×L12枚、RGB各2枚)/QHY9(-40℃,FITS)/BKP300反射+コマコレ(fl=1500mm)直焦点/EQ8赤道儀+76mm屈折(QHY5LII,PHD2)@自宅星見台HANA
-------- 2/20深夜、M51子持ち星雲その2@自宅 --------
2/21未明に撮影し、22日掲載した子持ち星雲M51にDark,Flat処理も加えて再処理してみた↓
子持ち星雲の子ども側(=伴星雲:画面中央付近)にも淡い星雲が広がっているのが分かる。
【データ】M51(Light+Flat,Dark処理、Bias無し)
2015年2月21日2時51分〜(3分露光×L13枚、RGB各2枚)/QHY9(-40℃,FITS)/BKP300反射+コマコレ(fl=1500mm)直焦点/EQ8赤道儀+76mm屈折(QHY5LII,PHD2)@自宅星見台HANA
M51がほぼ天頂付近通過中で撮影条件は良かったが、Telescope Westであった為、鏡筒が三脚ピラーすれすれまで接近。当初の撮影予定を変更=Lは12枚、RGB各2枚に減らし、隙間があと指一本というところで衝突を回避した。上画像はTelescope Eastにしたところ。
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<龍吉>!(^^)!本文にも書いたが、口径30cmF5反射とEQ8赤道儀の稼働率がまるで低いのが大問題 orz(^_-)-☆
<はな>=^_^=そもそも30cmニュートン反射の取り回し悪い&風に煽られやすいの一番の原因。これを改善するのが先決だニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U架台にも課題がある。(笑)強度精度は悪くないが動作時にバグがあるようだ。これの解決も重要だワン▽・。・▽
(NSK)星空雑記簿交叉足跡はなの隠れ家はなとソラのWeb天文台
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