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2022年12月27日 (火)

2022年をふりかえる9月

2022年をふりかえる9月↓ ----------【9/27】火星に砂嵐発生 ---------- 9/27は時折小雨が混じる曇天で日は差さなかった。残り3日で2勝すれば6割達成なのだが、、。>ということで、表題の件=火星表面の砂嵐について。一番酷い大砂嵐になると火星表面全体にわたって黄雲が覆い尽くすこともある。ネット情報によれば今月21日頃に始まったらしい。撮影の晩はそれから数日後の25日未明だが、既に画面右上(南東側)の多くが黄雲によってぼやけている。↓ ↓火星(2shot Derotation)↓ この画像の右上(南東側)のぼやけている辺りが砂嵐による黄雲??(といっても画全体がぼやけて見える状態ですが、、(-_-;) 中央左が子午線湾(アリンの爪)、この辺りも黄雲によって一時期明るくなった。 ↓Derotationに使用した画像2枚↓
1shotめUT16h13m↓ ↓2shotめUT16h14m↓
【データ】火星/2022年9月25日1時13,14分(90秒×2shot,Derotation)/ASI462MC(Gain200,Gamma50,Shutter6.3ms.168fps,90sec,x2,SER)/C11+PMx2.5+ADC(fl=8100mm)/NJP赤道儀@自宅星見台HANA 火星の大砂嵐は、2018年の大接近時にも大きな影響を与えた。せっかくの大接近にも関わらず、火星表面地形が黄雲で覆われ表面模様がハッキリしなかった。↓ ----------【9/16】太陽Hα&可視光像---------- 9/16,9時の太陽Hα&可視光像※各画像をクリックすると別窓に等倍像を表示します※真っ青とは言えないが少し青空に戻った。/可視光黒点は、3098,3100,3102,3103の4群だが、Hα光では消滅群の活動域が残っているのが分かる。/ダークフィラメント影も彼方此方に確認でき健在。北西縁にダークフィラメント影がそのまま周縁のプロミネンスへ繋がっている箇所がある。/紅炎は南東縁の大きな噴出が残っていたが、昼過ぎに観察すると淡くなり確認し辛くなっていた。その代わり北西縁の噴出が朝の観察時よりも明るく形も大きくなっていた。 ↓全体像(カラー1)9h1m↓ ↓可視光全体像(白黒)9h11m↓ ↓全体像(白黒)↓ ----------【9/11】良シーング下の木星---------- 今日9/19は、大型台風14号の影響で朝から雲多く雲の切れ目に恵まれず太陽観察不能。>と、いうことで9/11晩に撮影した木星画像↓この晩は今季一番の良シーイングだったらしい。殆ど手を加えずに精細な画が得られた。但し、色乗りが悪く、望遠鏡で目視した木星像には程遠く、薄い水彩画のような画になっている。>当面の課題としたい。
↓UT14h13m(2shot)↓ ↓UT14h16m(2shot)↓
↓UT14h22m(2shot)↓ ↓UT14h21m(3shot)↓
↓UT14h21m(1shot※)↓ ↓UT14h23m(1shot※)↓
※1shot(90秒動画データ)から静止画像1枚を作成。2shot,3shotの場合は得られた2コマ、3コマ画像をDerotation処理して1枚の静止画にしている。何故なら、木星や土星の自転周期は速いため1shotに90秒以上かかると木星表面の模様位置のズレが無視できなくなり、基準の時間(2shot,3shotの中間時間)に模様位置を合わせる必要があるため。PCで総露光時間中にズレた分を適正位置に再合成(Derotation)する。
【「立体視」に挑戦してみよう】
↓UT14h16m(2shot)【右】↓ ↓UT14h21m(3shot)【左】↓
【「立体視」の手順】 (1)PCモニター画面から40cm程度離れた位置から左右画面の中心に顔(目)を置く。 (2)その中間辺りに指を1本立て、先ずはその指を両眼で注視し、次に、指越しに右目で「左」画像、   左目で「右」画像を見るようにする。>指の奥に左右で合成した像が、、 (3)中央に浮かんだ画像に目のピントを合わせる。 ※※あまりにも真剣にやって目を壊しても、保障いたしかねます。※※
【データ】Date=110922/Profile=Jupiter/Filter=RGB Scope=C11+PowerMate2.5+ADC/FocalLength=6500mm (F/23)/Camera=ZWO ASI462MC Diameter=49.42"/Magnitude=-2.91/CMI=179.5°CMII=270.1° CMIII=196.6°(during mid of capture)/Resolution=0.09" Start(UT)=142017.725/Mid(UT)=142102.731/End(UT)=142147.737/Duration=90.012s Frames captured=9730/FPS(avg.)=108/File type=SER/Binning=1x1/BitDepth=12bit Data=RAW/Debayer(Preview)=no/Debayer(Data)=no(RAW)/ROI=720x640 ROI(Offset)=632x288/Shutter=8.000ms/Gain=260(43%)/Brightness=1 Gamma=55/HighSpeed=off/USBTraffic=100/WBlue=95/WRed=52/Histogramm(min)=4 Histogramm(max)=2231/Histogramm=54%/Noise(avg.deviation)=n/a/eADU=0.160 Limit=90 Seconds/Sensor temperature=33.1°/NJP赤道儀@自宅星見台HANA ------------------------------------------------------------- <龍吉>!(^^)!良シーイングにより表面模様の精細さはそこそこのレベルに達したが、色乗り悪いのが難点。(^_-)-☆
<はな>=^_^=撮影時に露出を切り詰めたことが一因かも知れないが、処理段階で何とか救う手立てがあるかも知れないニャー≡^・.・^≡
<ソラ>U.゚ω゚U何はともあれ、1にも2にもロケ、3,4がなくて5に望遠鏡??=シーイングが左右するワン▽・。・▽
(NSK)星空雑記簿交叉足跡はなの隠れ家はなとソラのWeb天文台

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