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2022年12月27日 (火)

2022年をふりかえる10月

2022年をふりかえる10月↓ ----------【10/12】アポタイザー試写 ---------- 10/12は終日曇天で太陽観察不能 orz>ということで、先ごろポチしたバイナリー・ホログラム・アポタイザー(StarWorksさん扱:20cmF4用)が到着し、先日、月明かりの中を実写テスト強行した。結果、スパイダーによる光条がほぼ無くなり、これに気をよくして30cm,F5用を追注文した。 ↓実写テスト像1-1↓樅ノ木星雲付近(アポタイザー装着)↓ ↓実写テスト像1-2↓樅ノ木星雲付近(アポタイザー無し)↓ 【データ上】2022年10月9日1時52分〜(20秒24枚)/ASI533MCp(-20℃,Gain462,Shutter20sec.FTS)/BKP200改+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀改SS-oneガイド@自宅前 【データ下】2019年12月28日1時32分〜(60秒22枚)/EOSkissX7(IR改、ISO3200,RAW)/BKP200+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀改MGENガイド@自宅前 ↓実写テスト像2(アポタイザー装着)↓すばる中心部↓ ↓実写テスト像2(アポタイザー無し)↓すばる中心部↓ 【データ上】2022年10月9日0時3分〜(20秒23枚)/ASI533MCp(-20℃,Gain450,Shutter20sec.FTS)/BKP200,F4反射(fl=800mm)/EM200赤道儀SS-oneガイド@自宅星見台HANA 【データ下】2018年8月14日2時40分〜(60秒29枚)/EOSkissX7(IR改、ISO3200,RAW)/BKP200+コマコレ(fl=800mm)/EM200赤道儀改MGENガイド@自宅前 見た通り、アポタイザー装着によりスパイダー光条がほぼ消えていることが分かる。光条については、より星らしく見えるという意見もあろうが、近接した二重星の分離などにおいて、この光条が大いに影響すると考えられる。/十字の光条はなくなったが、明るい恒星の周囲に幾つも短いトゲが針山のようになっている。主鏡抑えの爪などの影響かな?と思うが、この程度なら良かろうと「止め爪隠し」は施してない。(-_-;) ------------------------------------------------------------- 【アポタイザーとは?】
以下、StarWorksさんのサイトより引用(当方、StarWorksさんの回し者ではない。念のため)↓ >メキシコ国立天文台の光学研究所のバイナリーホログラムの応用論文で、光の波長の位相をシフトすることで、従来消すことは不可能と思われていたニュートンやカセグレン反射望遠鏡の副鏡固定スポークから発生するスパイクが防げるようになりました。 2つの近接した回折パターンの最大値と最小値を重ね合わせるこのバイナリーアポタイザーの技術はヨーロッパではベテランアマチュア天文家に中心に普及しつつあり、マルセイユ天文協会などでも、「なぜ望遠鏡メーカーはこれを採用しないのだろう」という意見さえあるスグレモノです。 これを使うと観測や写真撮影の時の望遠鏡のスパイクを消し去り、屈折望遠鏡のように星が丸く見えるようになります。スポークが発生する不良回折は、望遠鏡のコントラストを低下させ、グレアが大きくなりますが、これをつけるとグレアが減り、その分、今まで見えなかった部分や、接近した二重星などの恒星が見えるようになります。>引用ここまで ----------【9/29-10/3】月の形と位置の変化---------- 9/29〜10/3までの月の形と位置の変化をスマホで追いかけてみた。 9/30夕暮れの月(広角レンズで自動露光) 画面左、杉林の上に光る星がさそり座αアンタレス。スマホ手持ち撮影でも2等星は確実に写る。 (以下、月の形の変化は望遠レンズx10で撮影、位置の変化は超広角レンズx0.5で撮影) 【月の形の変化】
↓9月29日(月齢3.4)↓ ↓9月30日(月齢4.4)↓
↓10月1日(月齢5.4)↓ ↓10月2日(月齢6.4)↓
【地球照】
↓9月29日(月齢3.4)↓ ↓9月30日(月齢4.4)↓
↓10月1日↓ 【地球照とは?】 月は太陽光に照らされている側が光って見え、 光が当たらない部分は真っ暗のはずだが、実際 には、画像のように薄ぼんやりと見える。 これは、太陽光が地球に当たり、その際にはね 返った一部の光が月に当たるから。 この薄ぼんやりした部分が丸く見えることから 月の欠けた部分は何も無いのではなく月も丸い 球体であることが分かる。
【位置の変化】
↓9月30日↓ ↓10月1日↓
↓10月2日↓ ↓10月3日↓
↑日を追うにつれ、月が杉木立の右(西)から左(東)へ少しずつズレていくのが分かる。↑ =9月30日は杉木立の右にあった月が、10月3日は左隅の電柱近く(南方向)に達している。 ※月は、約30日(1か月)かけて、地球の周りを公転している。単純計算すると、360°÷30≒12°で1日で約12°西から東へ移動する。 時間にすると24時間=60×24=1440分/1440÷30≒48分(約50分)なので、1日当たり約50分遅れて前日同時刻の位置に来る。 地球の自転(日周運動)で太陽・月・星は24時間で東→西へ回る。ただ、月は公転により1日当たり約12°東へ移動するので、その分だけ太陽や星とは遅れて前日の位置へ戻る。>ややこしい?理解不能?な説明でスマソ。m(_ _)m 【約30分後の月の位置】
↓<1>9月29日18時20分頃↓ ↓<2>約30分後↓18時50分頃↓
↓<1><2>を1枚に重ねたもの↓ <1>9月29日18時20分頃:左上    <2>9月29日18時50分頃:右下  地球の自転による日周運動で約30分の間に  月が西へ動く。  単純計算すれば360°÷1日(24時間)≒15°  1時間に約15°西へ動くので、30分間では  その半分で、約7.5°西へ動く。
------------------------------------------------------------- <龍吉>!(^^)!これは効果絶大?スパイダーマスクを自作される方も居られるが、比較的安価で装着も簡単だ。(^_-)-☆ <はな>=^_^=光条あった方が星らしい、という意見もあるが、光学的にはこの光条によって解像度の低下を招く恐れがあるニャー≡^・.・^≡ <ソラ>U.゚ω゚Uスパイダー光条によって分解能やコントラスト低下も考えられるので、対策した方がいいワン▽・。・▽
(NSK)星空雑記簿交叉足跡はなの隠れ家はなとソラのWeb天文台

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