カテゴリー「教育」の記事

2006年6月10日 (土)

カイコ日記-2

6月10日(誕生後10日)
・誕生後10日の幼虫の様子です。
 すでに後ろ足らしきものが見えています。
<質問1>
この後ろ足のようなもの(本当は足ではないらしい)は何本あるでしょう?

・実は、これくらいの大きさ(約1cm)に育つまでに気をつけることがあります。
<質問2>
それは、どんなことだと思いますか?
Kaiko610
★画像をクリックすると別窓に拡大表示します★
<質問1の答え>
10本(胴体の部分に8本、最後部に2本)
<質問2の答え>
・とてもちいさい体なので、(ひからびて古くなった葉にくるまったりして)どこにいるのか分からなくなってしまうことです。
 とくにクワの葉を交換するとき、うっかり古い葉といっしょにカイコの赤ちゃん幼虫を捨てないように、1枚1枚よく確かめましょう。
 →上の画像をよく見ると、画面下の中ほどに他のカイコよりも明らかに小さい幼虫がいますね。
 このように、どのカイコも成長が同じとはかぎらないので、小さいカイコを見落とさないように気をつけましょう。
 カイコの幼虫は「脱皮(だっぴ)」をくり返しながら大きくなります。
 小さい幼虫は、他のカイコよりも脱皮が少し遅れたのでしょう。
・ぬれたクワの葉っぱをそのままやると腹をこわして死んでしまうそうです。
 布でふきとってから与えます。
・また、薬剤散布(やくざいさんぷ)で、クワの葉っぱの表面に薬剤が付いていることがあります。要注意!
 →雨が降って薬剤を流してくれるまで、そのような葉っぱを与えてはいけません。
Kaiko6102
★画像をクリックすると別窓に拡大表示します★
新しい葉っぱをやってしばらくすると、カイコの幼虫が下の古い葉から出てきて、次々に新しい葉に乗り移ってきます。
ですから、葉っぱの交換は、新しい葉を先に古い葉の上へ与え、しばらくしてから下の古い葉を取り除くようにします。
それでも、古い葉に幼虫が残っていることがあるので、十分確かめてから古い葉を捨てます。

|

2006年6月 1日 (木)

カイコ日記-1

今から数年前、某校でカイコを育てた時の記録です。


5月24日
教育センターを通じて、○○町にある養蚕組合からカイコガの卵(約100余)が送られてきました。
米粒よりもさらに小さい卵です。
5月31日~6月1日
卵から、続々と幼虫が誕生しました。
多くは5月31日に生まれたようです。
→問題、このクワの葉っぱに何匹いると思いますか。
A=50匹/B=70~90匹/C=100匹以上
↓下の画像は生後1日の赤ちゃん幼虫の様子です。
Kaiko601
★画像をクリックすると別窓に拡大表示します★
・答えは、C(=100匹以上)です。
・生まれたばかりの赤ちゃん幼虫は、まだ体が黒っぽい色をしています。
・実際の大きさは、クワの葉っぱ(小さめです)から想像してみてください。体長約1~2mm程度です。
・クワ(桑)の葉は、なるべく若い=やわらかい葉(裏側がやわらかい)を選んであげましょう。(赤ちゃんの離乳食(りにゅうしょく)と同じですね。)
・葉っぱは、最初は1枚で十分ですが、ひからびやすいので注意しましょう。

|

2006年5月25日 (木)

医王山麓の自然(ア~イ)

2002年7月31日。富山県福光町と石川県金沢市の県境に位置する医王山麓の自然観察会がありました。
そこで見聞きした内容をメモとデジカメ画像記録しました。(主に植物が中心です)
抜け落ちている箇所や間違いがあるかも知れません。
予めお断りしておきます。
例によって、ここで紹介する画像やデータを無断利用等することは固くお断りいたします。


アイバソウ
Aibasos
アオハダ
Aohadas
イタヤカエデ
Itayakaedes
イワガラミ
Iwagaramis
イワショウブ=葉が光る
Iwasyobus
※県指定植物を勝手に持ち帰ると罰せられます。
また、各県毎に保護指定植物が異なります。
保護植物である・なしに関わらず、自然に生きている植物を自宅で育てようとしても環境の違いから失敗することが多く、やはり、そのままの状態にしておくことにつきます。
つまり、「決して採らない」ことです。

|